すきなひと

今日はすごくすきなひとの夢を見たので、すごくすきなひとのことをかきます。

 

 

ものすごく、好きな人がおりました。高校生のとき、自分のしたいことに自信もなかったし自分のことがただ、ひたすらに大嫌いだった。本当に本当に本当に、これから先何をして生きていけばいいかわからんかった。その時に、唯一わたしを全肯定してくれたひとで、どんなのえちゃんでもいいよ、かわいいよ、すきだよって、言ってくれた人でした。2年弱付き合ったんかなあ。今はもう、連絡もとってないし、わたしのことなんか死ぬほど嫌いかもしれんけど(笑)自分から手放したし、その後も自分勝手に振る舞ったし、私が何を言える立場でもないけど。今やりたいことがみつかったのはこの人のおかげなので。ありがとうって、言えたらいいなあとか最近すごく思います。うん。

 

自分の顔も、身体も全部が死ぬほど嫌いでした。丸顔で、丸目。男に媚びたような典型的なたぬき顔。化粧がすごい嫌いでした。色気づいたように思われるのが嫌で、男の目に付くのも嫌で。全部自意識過剰なんですけどね、こういうのって!誰もおめえのことなんか見とりゃせんわって感じなんですけどね!(笑)でも、化粧を覚えた周りの子はどんどん可愛くなっていってそれに引け目を感じたことがあるのも事実で、どうしたらいいかわからんくて、薄ーい化粧はしとったかな。みんなから遅れるのは嫌やけど、化粧して男に媚びるようなのもいやだって。

 

でも彼女はものすごーくお化粧が好きなひとでした。何個も歳上で、キラキラして見えました。男に媚びた感じなんかなくて、ただ、可愛かった。彼女の化粧をみるのが好きでした。きらきらした可愛い瞼とか、ふわってしたほっぺたとか、うるうるの唇とか。こんなふうになりたいなあって思った。はじめて、化粧ってすごいなあ、してみたいなあって思った。多分、キラキラしたものは昔から好きやし、可愛いものもすごい好きやったけど、ずっとずっと抑えつけてきたけん、好きがぶわーってなったんやと思います。伝わる?(笑)

それに、彼女は毎日「のえちゃん、かわいいね」って言ってくれた。自分の嫌いな顔も、嫌いな性格も全部、それでいいよって言ってくれるひとで。今まで付き合ってきたおんなのこが、割とDVやったり浮気性やったりしてて、こんなに大事にされるって不思議な感じがして、少しだけ怖かったのが本音です。親からも、そこまで可愛い可愛いして育てられてこなかったし、付き合ってきた人もそんなんやったし、こんなに大事にされていいんかな、そんなに可愛くないのにな、ってちょっと怖かったけど、それ以上に、めっっっっちゃくちゃ、嬉しかった。「女でおることがすごく嫌」って思っとったけど、「かわいい女の子になりたい」と思えるようになったのは、確実に彼女のおかげです。この人に会わんかったら化粧もテキトーにぴゃーってやって当たり障りない感じの女で終わっとったやろうし、好きな服着て外歩くこともなかったやろうし、女でおることに自信が持ててなかったと思う。彼女と化粧品見たり、洋服見たり、好きな芸能人の話をする時間が、今考えたらいちばん楽しかったし、わたしがわたしでおれた時間やったんやろなあって。今更わかってもほんとに遅いんですけどね!!

今、こうやって目ギラギラにさせて楽しめとるのも、化粧品が大好きになってBAさんとかそういう仕事がしてみたいなあと思えとるのも、彼女のおかげです。ぜんぶ、彼女と付き合ってなかったらなかったこと、なかった夢です。ほんっっとに、感謝しかない!!

 

なんで、別れようって言ったんやろうって1年と少したった今でも思います。「好きかどうかわからん」って、電話で朝方大泣きしながら言うた気がする。なーーーんが好きかどうかわからんよね(笑)泣きながらそんなん言うって好きやんね(笑)仕事がうまくいかんくて、周りの人間関係もぐちゃぐちゃで、腰も体調も悪くて、毎日でも会いたかったし、甘ったれてたかったんでしょうね!月1で会えるか会えんかって言うのがあの時のクソガキなわたしには耐えれんかった。さみしかった。会えんのは、ぜんぶ、わたしのせい!ほんまに自分のせい!会っても寂しかったとか、すきとか、素直に言えれんくて真面目に第二次反抗期ですかと言った感じでしかなく…八つ当たりしとるようなのもほんとに嫌やって、別れよっ悪いじゃろ!けどーーまあ何言うたって全部言い訳よね!ほんとに!かっこわるいじゃろ!そんなことでって思うやろうし、何人にも言われたっちゃけどあの時はほんとにほんとに死ぬほど悩んどったんよなあ。

 

別れてからは「もう!好きじゃないって思わないけん!」と思って、いろんな人と付き合いました!続くわけねえわな!だって彼女のこと好きなんじゃけん!全部比べてしまうんよね、彼女はこうやったなあ、ああやったなあ、こうしてくれたな、ああしてくれたな、って。今更よ、ほんとに。好きじゃない人にも、ゾッコンのフリしとけばわたしの頭はバカじゃけんごまかせると思ったけど、それもまあ上手いこと行かんくて。まあそのことでも彼女を大いに傷つけたと思います、本当に!ほんとーーーにだいじなひとっておらんなってからわかるって言うけどほんとやと思ったし、おらんなってからわかったって遅いって言うのもほんとやなあって思いました。アホやろ、自分で好きかどうかわからんとか言うといて(笑)お前の方が好きやったやんって話よな(笑)

 

今はもしかしたら、もう、好きな人がおったり、付き合っとるひとがおったりするかもしれんけど、やっぱりわたしにはこの人しかいないなあと思います。今更何言うとんやって話よ〜ほんとに〜。もう戻れんくてもいいっていうか、散々なことしといて、戻れるわけないけど。あんなに大事にしてくれて、女の子でいさせてくれたのは後にも先にも、彼女だけだと思います。

 

こんなん聞いてどうでもええわって思うかもしれんけど、ほんっっとにみんな大事やと思う人は傷つけるようなことしたらだめやし、絶対手放したらいけんよ!ほんとに!ほんとに!泣くよ!死ぬほど泣くよ!私これ書きながらめちゃくちゃ泣いたけん!!知らんわいっちゃ話やけどよ。。

全部、付き合った時にはわかってなかった。当たり前やと思とった。なーーーんちゃ当たり前じゃないけん。ようあるじゃろ、「当たり前は当たり前じゃない」みたいな!なんかポエムみたいなやつ!あれ本気じゃ!マジ!当たり前じゃねえ!多分今当たり前やと思っとること全部当たり前じゃないけん大事にしていこ。まじで後悔するけんね!!

何が言いたかったんかまあわからんなったけどわたしは今も彼女が好きやし、当たり前は当たり前じゃないし、好きな人はまじで死ぬ気で大事にしないけれんって話ですわ。

 

泣きすぎて鼻痛くなったあ!!!!

どうしたらきもちって伝わるんでしょうね!!

おしまい!

 

のえこ。

 

わらえないはなし

こんなところに書く話じゃないだろうよと思いながら、こんなところに書きます。お題箱のお返事です。

 

 

あの時初めて感じた男の人に対する、恐い、っていう感情は薄れることはなくて、今もまだあります。でも、手の感触とか、息遣いなんかはもう、忘れてしまったに等しい。あんなに怖くて、死にたいとすらおもったのに、時間が全部なかったことにしようとする。それがどうしても許せなくて、忘れたらいけないことのような気がして。

 

 

中学の頃恋愛対象は男女どちらも。所謂バイセクシュアル。というより、そこまで性別にこだわって恋愛することに何となく変な感じを覚えとって。

女は、男の子を好きになって男の子と結婚するのが普通。でも、その普通って誰が決めたんって何となく引っかかっていて、この時は性別で分けて恋愛をすることはおかしなことだと思ってました。

 

高校生になった夏、部活で帰りは22時をゆうに超えて駅から自転車で帰っていたとき。大きな車がわたしの横に止まって中から知らない男の人がぞろぞろと出てきて何がなにやら理解する前に、ことが進んで。

汚いと思った、自分が。どうしたらいいかわからなかったし、その時たぶん、はじめて、死んだ方がマシやと思った。好きでもない、ていうかまず何も知らん男にべたべた触られるあの感じ。耳元で聞こえる低い声と荒い息遣い。嫌悪どころの話じゃなかった。殺したいより、死にたかった。

 

そこからのことなんかどうやって帰ったかも、どういう状態やったかも、何も覚えてない。ただただしにたいな、きたないな、きもちわるいな、って思ったことしか。

 

それから男の人が無理になりました。今でこそ、男性店員さんと話せるようになったし、職場でのセクハラまがいな言動にも耐えれるようになったし、男性全員がそんなことをするような人間じゃないと思えるようになったけど、その当時は男子生徒全員が気持ち悪く思えて、体育の授業で体育館や武道場での汗の匂いすら汚らしく思った。プリントを手渡すのでさえ手が震えたし、連絡事項を伝える時も声が出なかった。失礼な話やけどな、なんもしてない男の子からしたら(笑)

 

それから女の子しか、好きになれなくなった。男性をそういう目で見れなくなった。男性からの好意に吐き気がした。今まで「性別に囚われずに恋愛したら良くない?」って思っとったけど「絶対に女性でないといけない」「男性をそういう目で見れない」と思うようになった。

 

この話をするとみんな「じゃあ、誰かに相談したらよかったやん」ってはじめに言います。

誰かに相談なんか出来るわけなくない?自分がもしそういう立場に立った時、絶対に隠したいと思うはず。今でこそどうでもないし、わたしはもう笑いながらこの話を出来るようになったけど、あの時は自分がそんなんされたって言うことが恥ずかしかったし、気持ち悪いと思われるんじゃないかとか、汚いって思われるんじゃないかとか、友達おらんくなるかもしらんとか、そんなことで頭がいっぱいやった 。

 

カミングアウトしはじめてからは、隠してるっていうストレスはなくなったけどまあそれはまた別にブログ書こうな。

 

とりあえずわたしがレズビアンと呼ばれる同性愛者だと気づいたのは、というか、そうだなと自覚したのは強姦被害にあってからです。これが同じ立場の人からしたら不純なものになるかもしれないけれど、わたしは恋愛対象が両性から同性に変化しました。

今はもう男性に対する嫌悪感も恐怖感も割と落ち着いては来たけど、やっぱり美容室で男の人に髪を触られれば体がこわばるし、夜一人で歩いて外に出れないし、たまにフラッシュバックして何日も家から出れなくなることもあるし、人混みで男の人と肩が触れれば足が動かなくなることもあります。多分ずっと消えません。完全に忘れることはないです。

 

あとたまあに「レイプされてみたいよね〜」とかいう頭の腐った女がいますが、されてみればいいと思うよ😊何回体洗ってもつけられた唾液がのいてないようなあの感じも、寝転ぶたびに圧迫感を感じるあの感じも、夢で毎回知らん人にいたぶられるのも、感じてみればいいよ、経験してみたらいいよ😊それ経験してから馬鹿みたいなこと言えよ😊

 

ってことでお題箱の返事でした👶🏻🍼

気は遣ってくれなくていいです、聞きたいことがあれば聞いてきてくれていいし思うことがあればぜんぜん言って。これめっちゃ真面目にかいとるとおもうやん、実際思い出してきもちわりいなって思ったけど〜ん〜割と「いやウケるマンガかよわろた」みたいな感じでもう話せるので元気だしてこ。

 

さいごに。女の子は本当に自分の身は自分で守ってね、痛い怖いで済むような軽いことじゃないよ。傷つく人は、自分だけじゃないよ。

 

のえこ。

注意書き

どんなブログタイトルやねん、と思われたと思いますが、実際に言われた言葉です。あの時感じたよくわからない感情を忘れないように、タイトルに置きました。

自分の中で処理出来なくなったきもちやことばを、全部ここに置いていこうと思いまして。あと、嫌だと思ったことや苦しいと感じたときのこと、全部流して忘れていくことがすごくおかしなことに思えたから。多分、そういう負の感情は留めておくことも綴ることもせず、忘れてしまえばいいんでしょうけども。それを許せなかった。忘れたくなかった。かなしい、くるしい、こわい、きもちがわるい、そういう感情全部が、今の自分を作るために大事な過程だと思うし、それを忘れてしまうことすらも怖かったから。もちろん、うれしいとかたのしいとかも例外じゃなく。全部、書きます。全部、残します。

 

お察しの通り、性自認は女で、それでいながら、恋愛対象も、女性です。俗に言うレズビアン』『同性愛者』です。

それについて心無い言葉を投げられたこともあれば、軽蔑するような眼差しで見られたこともあります。いままでずっとずっと全部、隠してきたし大丈夫な振りをしてきました。でも、もうそれも疲れてきましてですね。

 

別に、可哀想って思われたいわけじゃないし、こんなにつらいんだ!ってひけらかしたいわけでもないです。わたしたちセクシャルマイノリティと呼ばれる人間について理解しろと押し付けるつもりもありません。ただの、自己満です。自分のやり場のない気持ちをここに吐き出すだけです。

嫌な人は見ないでください。誹謗中傷もいりません。冷やかしも、褒め言葉も、いりません。何もいりません。自分勝手に言葉が綴れる場所があるだけで十分です。まあ、欲を言えばこういう人間もおるんやなあって理解してくれれば、受け入れるとまでは行かずともまあいいんじゃないと許す気持ちが芽生えてくれれば、いいんですけど。

 

あと他に書くとすれば、取り留めない推しへの気持ちとか、普通のオタクの人からしたら地雷だろうなと思われるようなこととか。誰かが気持ちよくなるような、そんな記事はほぼないと思います、ので。

 

閲覧注意!!!!!!

ということで。すべて自己責任でお願いします。

 

あと、ひとつだけ言いますけど、わたしにだって選ぶ権利はありますので、「え〜のえちゃんビアンらしいで〜好きになられたら困るわ〜!!!」とか言うのはほんとにやめてくれって感じっす。誰もおめえのことなんか好きにならねえよって😊じゃ、そういうことで。

 

のえこ。